鬼の笠ヶ岳ツアー

前々から登ろうと計画されていた笠ヶ岳に行って参りました。笠ヶ岳は槍ヶ岳や穂高の正面に位置する名山ですが、知名度は今一つといったところです。まだ一応10月ということで、雪なんかあったとしても大したことないやろう、との本田隊長、中村氏の予想を信じて参加した山内氏ですが、車で中央高速から見える南アルプスや木曽駒の真っ白な頂上を見て、かなり後悔。賢明にも逃亡したよっしー氏が羨まれます。
まあ、笠ヶ岳はちゃうやろう、と突っぱねる本田氏、中村氏と共に麓の栃尾温泉の素泊まり宿に宿泊。
(4000円ぐらいだったでしょうか)
朝、天気はかなりの曇。槍はもちろん穂高も雲(霧?)隠れ、何も見えません。
新穂高温泉に車を止め、笠新道へ。


結構急な笠新道を登っていると、次第に雲が途切れ始め、槍、穂高の素晴らしい景色を拝むことができました。


しかし、杓子平の手前から雪がちらほら、杓子平では積雪数十cmって感じです。
杓子平からははるか遠くに頂上と山小屋が見え、素晴らしき景色を満喫しました。
尾根までかなり急な道を登ると、これまた立山や剣方面も望むことができ、本田隊長は大満足。
尾根上は雪が凍ってかなり滑ります。中村氏はアイゼンを持参しておらず、かなりの苦戦を強いられます。


途中、夕焼けの中の白山のシルエットが素晴らしい。


ほうほうの体でなんとか山小屋着。日が沈む直前で
ギリギリセーフ。真っ赤に染まる山々はなんとも言えません。富士山から伊吹山まで見渡すことができました。
山小屋には先客がいましたが、何とかつめて寝ます。
が、あまりの寒さにろくろく寝ることはできませんでした。朝起きるとペットボトルの水が凍結していました。


山小屋から頂上は距離的には短いのですが、アイゼンを持たない中村氏は大苦戦。
頂上で素晴らしき景色を堪能し、元きた道を下山しました。