伊豆半島の最高峰という理由で、とりあえず百名山に選定されていると思われる天城山。当初の計画は、修善寺駅を拠点に「水生地下」のバス停から天城山脈最高峰の万三郎岳1406mをピストンするというもの。演歌の題目にもなっている「天城峠」は帰りに立ち寄ろうと考え、行きは立ち寄らず歩き始める。
どう歩いても山頂に着くだろうと適当に歩く本田氏。ガイドブックは下り御幸歩道を登るコースが紹介されているが、いつの間にやら歩いているのは全く違う沢筋の、上り御幸歩道。意外としんどいと思いつつ、コースタイムより少し早く八丁池1170mに到着。ここから山頂まで縦走路となるが、片道2時間はかかる単調な道で、時折見える富士山と山のサクラに目を楽しませてくれるが、同じ道を引き返すのはつまらないだろうなと思う。
何とか万三郎岳1406mに到着。
富士山。雪の残るこの時期は宝永噴火の跡が痛々しい。
ここで決断。同じ道を引き返すのはやっぱりうんざり。バスがあるかは賭けだが、万二郎岳経由で天城高原ゴルフ場にまで抜けてしまおう。2時間の下りですら、展望はほとんどなく単調。ゴルフ場に到着し、心配された交通手段は伊東駅までのシャトルバスがゴルフ場から30分後に出てくれるようで、一安心。
天城山脈縦走の形で伊豆半島の中心部を西から東へ横断、しかもダメージは最小限に抑えたが、天城峠に立ち寄ってから登っておけば良かったという後悔が残る伊豆日帰り遠征であった。
コースタイム
9:30 水生地下バス停
11:20 八丁池
13:10 万三郎岳
15:00 天城高原ゴルフ場
(記:本田氏)